三大原始布とは2
三大原始布とは 葛布、しな布、芭蕉布を言います。
・・・・が何故大麻布、苧麻布、藤布、太布などが入っていないのでしょうか?
実は三大原始布を 決定した人に お話を聞きましたところ
大麻布は戦後、廃れ、苧麻布も紡績糸が出てきて席巻され、候補から漏れたそうです。
藤布はその当時あまり知られていない、もちろん太布もそうです。
昭和50年頃 産地として確立してあり、昔ながらの製法を守っていることで
葛布、芭蕉布、しな布がピックアップされたようです。
このうちどれが一番古いのでしょうか?
葛布の出土は新石器時代にあるので、考古学的には葛布が一番です。
が、寒帯地方に住む人たちに しな布の利用があったのではないかと考えています
ヨーロッパ北部 ロシア、北海道など緯度の高いところに科の繊維の利用があったのではないかと 推測しています。森林から平野へ人々が移動したことを思えば
森林の布(科布)から 平地への境(葛布)そして平地の布(麻布、苧麻布)に移行したのが順序かと思います。
考古学の世界では まだ布の研究があまり進んでいません。出土物はかなりの場合布に包まれている可能性があるのですが、出土品を取り出すことに重きを置いて 周りの布はゴミとして取り払われてしまうことがあるそうです。 少しづつ状況が変わってくるとよいのですが。
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コメント
はじめまして。埋蔵文化財の調査を生業としている者です。確かに,鉄製品などに錆とともに付着する布を見ることがあります。こうしたものを丹念に追っていく必要を感じています。古代の布生産を復元する資料は,意外に多くないのですが,古代の生産において布生産の重要性はいうまでもなく高かったことでしょう。のんびりと研究を続けていきたいと思っています。
投稿: ササキ | 2009年10月18日 (日) 03時15分