植物繊維の取り出し方
葛布は葛の蔓を煮て、その後ススキの室の中で発酵させます。数日発酵させると表皮が溶け、中の靱皮が出て、芯と分離しやすくなります。これは菌がセルロースを分解する作用があるからです。他の繊維では、一部の大麻、亜麻が発酵を取り入れているようです。これを私は生物的繊維の取り出し方と呼んでいます。
さて、しな布や芭蕉布、藤布などは 灰汁炊きをします。これは灰汁のアルカリを利用した繊維の取り出し方と言えましょう。これは化学的繊維の取り出し方と私は呼んでいます。
苧麻の苧引きのように 生の茎をそのままへらや貝殻で削り出す方法もあります。
これを私は物理的方法と呼んでいます。
このように3つの方法に大別できますが、このうち2つの方法を併用したりする場合もあります。
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