手織りを仕事に 2
手織りで充分生活ができ、制作に邁進している方については 私がとやかく言うことはない。私が心に留めているのはこれから染織を仕事にしようとする方、現在手織りの仕事をしているのだが、十分な収入がなく、生活に困っている方なのだ。
手織りという尊い仕事をしている方が「貧乏」であってはならない。むしろ生活を含めて「豊か」であるべきであり、「豊か」であるはずである。
顧みるにせっかく熟練した技量を持ち、素敵な作品を作ってる多くの方が、生活の為によそでバイトをしたり、バイトにかまけて作品が作れなかったり、仕舞には
手織りを仕事としてできなくなったり・・・・・ 多くの残念な事例がある。
しかし、彼らには素晴らしい技量と才能がありセンスがある。このまま朽ち果てさせるには惜しいし 私を含めた手織り染織業界の損失でもある。
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